cognuts’s blog

一个日本人自己做正宗中国菜的博客。在餐厅一定要点炒饭和锅贴的人不要看。

梅菜扣肉

先日鹽焗鶏を作った時ちょっと触れたせいか急に食べたくなったので、アマゾンで梅干菜を取り寄せ作ってみました。梅菜扣肉の「扣」にはひっくり返すという意味があるとか。その名の通り豚肉を蒸した器に皿をかぶせひっくり返して盛り付けます。となると、江南料理の三扣丝も型に嵌めた具材をひっくり返して中央に盛るからその名があるのかな。

そしてもう一品は…。そう、鹽焗鶏!名物料理を同時に再現して「泉章居」の雰囲気を楽しもうという魂胆です。

前回はちょっとパサついていたので、蒸し時間を四十分に短縮(余熱時間はそのまま三十分。)おかげであの凝縮したと同時にジューシーなあの味にかなり近づきました。もっとも加熱時間の微調整はまだ必要ですが。

梅菜扣肉もななかいい感じで仕上がりました。「梅干菜」の独特の渋みが豚肉の味を引き立てるんです。思わずご飯をお代わりしてしまいました。ただ、人によってはよく水に晒してこの渋みを抜いたほうがいいかもしれませんね。参考にしたyoutubeの動画の中でもそっちの方が食べやすいと向こうのお婆ちゃんがおっしゃっておいででした。私は特に気になりませんが。

私用した豚肉は業務スーパーで売っていたデンマーク産の皮つきの冷凍もの。このデンマーク産悪くないです。外国産に時折感じられる嫌な味が全くない。脂肪も適度で最後までおいしく食べられる。それにしても、手に入りにくい食材が近所で気軽に買える、業務スーパー様様です。

 

追記

前回「”炒鮮奶”·は多分大良で考案された料理だろう」といい加減なことを書きましたが、やはりそうらしいです。何でも八十年ほど前(一説では百年以上前!)同地で考案され、日中戦争終結後香港そして広東省の各地に広がっていったのだとか。こんな風に料理の来歴、または考案されたときの逸話が今に伝わることもまた、中国料理のよい点だと思います。