フィッシュヘッドカレー。これを中国料理と言うのはちょっと無理があるかも。ただ、華僑が大半を占めるシンガポールの国民食ですから、準中国料理として扱っていいのではないでしょうか。私の知り合いのシンガポーリアン(潮州人)は，これを学校帰りのおやつだと言ってました。
スーパーで売ってるアラを使ったんですがどうも頭が小振りでインパクトに欠けますな。それに養殖物だったらしく、下処理をしてもどうしても臭みが残る。どうせこれを作るなら、特大の天然物の頭を一二センチ胴体が付いたところでぶった切って入れた方がいいかもしれない。そうしないと見た目も弱いし、第一食べでがないでしょう。ただ、日本でそれをすると庶民の食い物が高級料理になっちゃうしなあ…。まあ、「俺を食うなら食ってみろ!」と土鍋の中から鯛が睨んでくるあの迫力は何物にも替えがたいんで、いずれ試してみたいと思います。
