cognuts’s blog

一个日本人自己做正宗中国菜的博客。在餐厅一定要点炒饭和锅贴的人不要看。

一周年

ブログを始めてほぼ一年が過ぎた。

元々中国料理は好きでよく作ってはいたのだが、毎日のおかずがもっぱらで、あれもこれもという訳ではなかった。

本格的に作ろうと思い立ったのは、もちろん雨傘革命やパンデミックの影響で香港や中国本土に行けなくなったせいなのだが、国内の中国料理に対する反発も大きい。

看板に”広東料理”や”上海料理”などと銘打っているくせに、まともな広東料理上海料理も何一つ出て来やしない。"イカの天ぷら"に"ミンチのレタス包み"って…。ショボすぎるだろ。そりゃ不味くはないかもしれん。しかし、大して美味くもない。香港や上海なら安食堂でももっとまともなものを出すような気がする。だが、”イカの天ぷら”も”レタス包み”も一応中華っぽいのでまだましな方か。ひどいのは、”創作(ふざけるな!)中華”と称するやつである。”魚のフライ”に”刺身”?これのどこが中華だ!?うちの女房は割烹の料理だねと言っていた。こんなものをまともな中国人の料理人なら絶対に作らない。なぜすぐ邪道に走ろうとする?なぜ伝統の定番料理を作らない?「日本人の口に合わないから」?そのセリフ耳にタコができる程聞いた。だが、”口に合わない”を口実にして本場の味をわかってもらうための努力を放棄してないか。まあ、"ニセモノ"を有難がって"本物"を求めようとしない日本人の客にも問題があるのかもしれないが。

海一つ隔てただけのお隣の国同士で食い物一つまともに伝わらないとは、考えて見れば不思議な事である。それだけ両国の食の大系に隔絶したものがあるということか。日本人の食の好みも時代に応じて変化し、そうすればもう少しまともな中国料理が食べれるのではないかと淡い期待を抱いていたのだが、いまだに餃子や焼売をおかずに(どうしてこんなものがおかずになるんだ?)米の飯を食っているところを見ると、当分現状に変化はなさそうである。個人で本場の中国料理を再現などというのは、もしかすると天に唾する所業かもしれないが、誰も作ってくれないのだから仕方ない。これからもせいぜい「日本人の口に合わない中国料理」を一人作っていこうと思う。