cognuts’s blog

一个日本人自己做正宗中国菜的博客。在餐厅一定要点炒饭和锅贴的人不要看。

炒牛肉拉面

前回の牛肉餅の出来がもう一つ満足できず今日の晩飯で再び作ることに。ただぞれだけでは足りないのでもう一品として久しぶりに自分で麺を打つことにした。

一口に麺と言っても色んな種類があるが、今回作ったのは「拉面」。拡げた生地の表面に油を塗り暫く寝かせた後、短冊形に切ったものを”拉”、つまり引っ張って麺状にするというもの。これがやってて意外と楽しい。生地を引っ張った時の”ビュン”としなる感じ、引っ張った後まな板に打ち付けて伸ばすのだが、その時の”ペシ、ペシ”という音の小気味よさ、そして何より茹でると意外なほどきれいに麺の形に仕上がるのが何とも気持ちいいのである。

寝かせるのに多少時間がかかる以外は特に難しい技は要らないので、是非ご自分でお作りになることをお勧めしたい。大人がやって見せれば、小さなお子さんでもすぐに真似するだろうし、あるいは彼女、彼氏に教えてあげて一緒に作るというのもよい。作業自体が楽しい上にそれでおいしい麺が出来るのだから、盛り上がる事確実だろう。まあ、大きなお世話だが…。

今回は牛肉と一緒に炒め、トーチ―とオイスターでコクのある旨味を狙ってみた。ただ本来は汁なし担々麺のような和え麺に向く麺なのかもしれない。

牛肉餅の方は途中皮が破れて中の餡がこぼれて焦げたせいで見た目が汚くなってしまったが、味は前回より上。中までサクサクに仕上がった。生地をより大胆に引っ張って薄く伸ばしたのがよかったようだ。何事も大胆にやるというのが大切である。しかし、これでやっと食えるレベルの物を作れる自信がついた。今までは試験的に小振りに作っていたのだが、今度作る時は本場西安のような大き目のやつを作ってみたい。

こんな風に麺やら餅やらを作っていると、「おい、お前は確か炭水化物が嫌いだと言ってたよな。餅にしても麺にしてもみんな炭水化物じゃないか」と揶揄の指摘が来るかもしれない。白状しよう。本当を言うと私は炭水化物が嫌いではない。普通に麺も食えば、飯も食う。ただ、中華のレストランで馬鹿の一つ覚えみたいに餃子や炒飯をオーダーする日本人が嫌いなだけなのだ。それで、反骨を気取って殊更に炭水化物嫌いを広言しているというわけである。

 

日本人の炭水化物好きは異常である。うどんやスパゲッティのような麺類をおかずに米を食うなど朝飯前。(最近学校給食までそんな献立を出すと知って驚いた。給食センターには専属の栄養士がいるのではないのか?”食育”などとぬかす前に、なぜもっと子供たちの栄養のバランスを考えない?)果ては何でも飯の上に載せ、丼物にする始末。(ローストビーフなどそれ単体で食べた方が美味い思うが…。)こういう手合いがどこに行っても飯ものや麺類ばかりを頼むので、日本中の中華屋さんのメニューの殆どがそれ中心になってしまった。それ以外のメニューのなんと貧相なことよ!おかげで、肉と魚、選りすぐりの一品をそれぞれ頼んでゆっくり盃を傾けるという私好みの楽しみ方が全くと言っていいほど出来ないでいる。真是可悲可叹! もううちょっとまともな”中国菜”を出す店がもっと身近にあれば、下手の横好きでわざわざ自分で作る必要もないのだが…。