酢豚じゃないですよ。使っているのはイ・サ・キ。イサキという魚は、前に煮つけにして食べたことがあるのですが、身がぐしゃっとしてあまりパッとしない印象。でも、香港では”鶏魚”、つまり”魚のチキン”といってよく食べられているのだとか。香港の人が言うのなら間違いないだろうと思って料理して見たら、これが大正解。揚げると身が締まって皮もカリッとしてう、うまい。血合いの部分が多少くせがありますが、気にならない程度。値段も安いし、手軽なごちそうって感じです。
(追記)この魚は皮が美味しいので、今回のように揚げてもいいんですが、中華なら煎り焼きに、和食なら網で塩焼きにするのも美味しいんじゃないですかね。塩きつめにしてちょっと焦がせば、血合いの部分も気にならないし、皮も香ばしくて魚が苦手な人にも喜んで食べてもらえることでしょう。適当に下処理したのを氷詰めにしてキャンプに持って行き、BBQにするのもいいと思います。あと、このブログを読んで下さってる方には全く関係ないことですが、今回は自分で捌きました。後始末が面倒なんで普段はあんまりしないんですが、購入した時間が遅くてお店の鮮魚のスタッフがもう帰っちゃってたんで、仕方なく。やたらに鱗が多くて結構大変でしたが、頑張って三枚におろしましたよ。やってみれば意外と楽しかったですね。手間暇かけた方が、自分の作ったものに愛着が湧きますしね。
