cognuts’s blog

一个日本人自己做正宗中国菜的博客。在餐厅一定要点炒饭和锅贴的人不要看。

二面黄炒麺

日本語で何と言うのだろう。”両面固焼きそば”?

スーパーで売っている中華麺は料理には向かないので、手打ち麺を使用。茹でた後両面を焼き、最後に鶏胸肉・椎茸・筍の餡をかけた。胸肉を使ったのは健康を考えてのこと。濃厚な味がお好みなら、腿肉や豚肉を使うとよいだろう。(海鮮を使うと普通の揚げソバっぽくなるので今回は入れてない)

あと、予想外だったのは麺に焼き目が付くまで結構時間がかかること。時間の都合があったので適当なところで切り上げたが、次回はもっとこんがり焼いてみたい。

サイドメニューは水餃子。もう一つ、豚バラ肉の煮物などがあればよいのだが、そうすると”健康”と言ったのと矛盾するか。我慢、我慢。

焼き目はもう一つだが、十分パリパリ。美味しかった。

実を言うと、この料理は偉大なる先達陳健民氏のご著書で紹介されていたもの。

私は基本的に自分が香港や大陸で食べたものをyoutubeや向こうで買ったレシピ本を見て再現しているのだが、それ以外に陳氏のような日本でご活躍されていた中国人の料理本もちょくちょく参考にさせてもらっている。それは、たとえ日本人向けにアレンジされていても、しっかり伝統の調理法が守られているから。特に陳氏のように我々より二世代も三世代も前にお生まれになった方がお作りになる料理は、”改革開放”どころか、”文革””大躍進”以前の古き良き時代を彷彿とさせる何かがある。今風の垢ぬけた料理ではないが、老舗の菜館や良識ある堅実な家庭で供されるような古式ゆかしい品々。”創作(笑止な!)中華”などとぬかし、伝統の調理法や素材を無視する日本のチンピラどものインチキ料理とはまさに対極の世界がそこにある。

先日も、陳氏のご著書の中に、まるで「隋園食単」を思わせるような高雅で何とも味わい深そうな料理を発見した。いずれ、作って当ブログで紹介したい。

水餃子は前回よりもモチモチに仕上がった。薄力粉と強力粉の比率を6:4にして、ぬるま湯で練ってとにかく捏ねた。変にあれこれ考えるより、中国の方の「徹底的に捏ねろ」という教えに従ったのがよかったようだ。