cognuts’s blog

一个日本人自己做正宗中国菜的博客。在餐厅一定要点炒饭和锅贴的人不要看。

醸豆腐

これも”梅菜扣肉”や”鹽焗鶏”と同じく客家菜。豆腐に餡を詰めて焼くだけだから、誰でも手軽に作れるだろう。

こっちは”鹽焗鶏”。

こんな風に塩をかぶせてオーブンで焼いたのだが、ちょっと焼き過ぎた。180度で一時間弱が適当か。また前回書いた通り直接塩で覆ったのだが、そうだと肉汁が全部出てしまう感じ。丸鶏ならいざ知らず鶏腿ならやはり紙で包むべきだと思った。ちなみに塩の量はこれで約1キロ。値段で200円もしないので経済的か。

もう一品は”梅菜扣肉”と行きたかったのだが、ちょっと時間がなくてスペアリブのローストで我慢した。スペアリブはいつも塩と五香粉だけで焼いているのだが、今回は叉焼のたれに漬け込んで、仕上がりも叉焼同様たっぷり蜂蜜をかけてある。

 

”梅菜扣肉”にしても”鹽焗鶏”にしても、私にとっては銅羅湾のレストラン”泉章居”の料理。香港に行くたびに必ず訪ねて注文している。私がこのレストランに最初に行ったのは香港自体初めて行った時。セントラルから銅羅湾までトラムに乗って行ったのだが、二階席から見る街並みがまるで移り変わるパノラマのように面白く、料理の美味しかったのと共に懐かしく思い出される。

ただ、ここは高級店ではないので、ホテルの三ツ星レストランが目当てのセレブには見向きもされないだろう。香港の美食家チャイラン氏も結構評価が手厳しい。「味もそこそこ。子供の時連れて行ってもらっても大人になったら行かない店」なのだとか。確かに。お洒落な雰囲気ではないのでデートには向いていないわな。でも、もうちょっと年齢が行き、家族を持ち子供ができるようになったらまた行くようになるんじゃないか。値段の割には味もよく、家族連れが買い物帰りにちょっと食事をするにはぴったりの店なのだ。いい意味でのファミリー向け。

順徳料理の「鳳城酒家」もそうだが、香港にはこういう大衆路線だが味もしっかりした良心的な老舗店が結構あるので羨ましい。日本はこの手の中間層が行くちゃんとしたレストランが軒並みチェーン店にやられている印象。私自身も、子供の時或は学生時代によく行った店が廃業に追い込まれたり営業形態を変えたりしているので、大変残念でならない。安食堂でもなく、かと言ってやたらに値の張る高級店でもない。雰囲気においても値段においても家族が安心して食事のできる店。そういう場所が日本は意外に少ないのだ。