以前香港のレストランで相席したご夫妻が召し上がっていた料理。その時はどういう料理か知らなかったのですが、最近レシピを発見したので作ってみました。
「豆酥」とはようするに”おから”のこと。おからを砂糖と醤油で味付けしたものです。それを、炒めた葱と大蒜に加えて使います。
で、肝心の料理ですが、これがなかなかの味。炒めた大蒜と豆酥の香ばしさが、鱈の淡白な味を壊さず、逆に引き立てるんです。我が家の新たな”家常菜”になりそうな予感。でも、もしこのブログを中国の方がご覧になったらムッとされそうで心配です。「俺たちだけで食べてたものを日本人の奴が盗みやがって！チェッ！」って。盗みますよ。美味しい物なら何でも。
余計な話はともかく、この”豆酥”色々応用が利きそうですね。豆板醤を入れてピリ辛にしてもよし、鱈の代わりに蒸した豚肉の薄切りにかけてもよし。今度試してみようと思います。
”豆酥”は台湾でよく食べられる食品なのだとか。ただ、初めてこれを見たのが香港だったので、広東の家常菜”蒸肉餅”と合わせて見ました。黒く見えているものは、前回使った”梅干菜”です。
