cognuts’s blog

一个日本人自己做正宗中国菜的博客。在餐厅一定要点炒饭和锅贴的人不要看。

2023-01-01から1年間の記事一覧

十三香粉

”五”から”十三”に増えた分、「五香粉より本格的かな」ぐらいにしか考えていなかったコレ。もう一つ使い所が分からなかったんですが、鶏肉には断然こっちの方が合いますね。五香粉は八角が強すぎるせいか、鶏料理とは喧嘩します。 そもそも、鶏に合うスパイス…

清蒸平鲉

”平鲉”とはメバルのこと。香港であまりこの魚の名を聞いたことないなと思っていたら、台湾では普通に食べられているそうです。 でも、今回蒸したこれはちょっと小振りであまり食べでがなかったなあ。やはり、売り場の隣にあったカサゴにするべきだったか!

荷花酥

仕事が忙しくて料理をしている暇がないので、これは採録。なぜこれなのかというと、先日たまたまページをめくっていた「金瓶梅」に”荷花餅”なる食べ物を見つけたから。考証家によれば、やはり”荷花酥”のことだそう。”酥”と呼ばれるパイ菓子が食べられるよう…

小笼包

中国料理好きの私があまり食べない中国料理の一つがこれ。上海か台湾の料理というイメージがあるので、"港式"一筋の私はついつい敬遠してしまうんです。それが、なぜ今回わざわざ作ったかというと、余ったスープストックの使い道に困ったから。普通にスープ…

脆皮烧鸡

前回は成功しましたが、今回はもう一つ。雨が降っていたせいか、いつも通りに乾かしても鶏がうまく乾きません。そのためだと思いますが、皮になかなか綺麗な焼き目がつかない。焼き時間を伸ばした結果、肉のジューシーさが失われてしまいました。いっそ焼き…

蜂巢芋角

前回の出来が全然だったので、再挑戦。一応”蜂巢”と呼べる見た目になったんじゃないかと思います。ポイントは最初に里芋の粘りを出来るだけ取り除くこと。後は揚げ油の温度でしょうか。高すぎてもダメ、低すぎてもダメ。やや低温で、油に漬けたり引き上げた…

金魚餃子

先日作ったんですが、もう一つ納得いかなかったんで、また作ってしまいました。でも、これもイマイチ。魚だから目が側面に来なくちゃいけないのに、蒸している内に正面を向いちゃうんですよね。黒目の出来もよくない。こういう小さい粒を作るのって結構難し…

叉焼

珍しく国産豚のかたまり肉を見つけたので、一昼夜たれに漬け込んだ後オーブンへ。いい感じに焼けました。 美味いですね。噛めばジュワっと旨味が口に広がる感じ。ワインがついつい進みます。もったいないから、ちょっと残して他の料理に使いましょうか。炒飯…

金魚餃子

金魚に見立てた蝦蒸し餃子。youtubeの動画の通りに作ってみましたが、もうちょっと小さめに作った方がよかったかな。尾鰭の部分は皮だけで食べてもあんまり美味しくないですから。食卓の賑やかしに終わらせないためには、もうちょっと工夫と技が必要ですね。

翡翠白菜素包子

白菜に見立てた点心。ただ、緑の部分が大きくてあんまり白菜に見えないな。3:2の割合を、3:1ぐらいにした方がよかったかもしれません。中身は”素”とあるように精進餡。ホウレンソウ、しいたけ、人参と野菜ばっかりです。

韮水晶餃子

ニラ水晶餃子。でもいつも作っているエビ蒸し餃子にニラを入れただけ。あまり変わり映えしないなあ。もっと、新たなメニューを開発しないと。

蜂巢芋角

もち粉の代わりに、芋を使ったハムスイコーとでも申しましょうか。ラードを練り込んだ生地が揚げている間に油に溶けて蜂の巣のように…、なるはずだったのですが、あんまりなりませんでしたね。タロ芋の代わりに里芋を使ったのがいけなかったのか、それともア…

荷花酥

ココナッツ餡をパイ生地でくるんで揚げたもの。生地が蓮の花のように開いた、いかにも中国らしい優雅なデザート。南宋時代の有名な花鳥画、〈出水芙容図〉を思い出します。 でも、私が作ったものは、蓮の花というより薔薇か椿のようですね。油で揚げると勝手…

脆皮烧鸡   閲覧注意!原型を留めたお肉が苦手な方はご覧にならないように!

先日妻が何を思ったかスーパーで丸鶏を買ってきました。「だって安かったから」「安かったからって…。お前確か、肝臓の数値が悪いて言ってたよな…。死にたいのか…」と、心配するようなことを言って置きながら、またぞろ料理にとりかかる私。こんなものを目の…

清蒸褐菖鲉

ローストと並んで香港人が大好きな魚の姿蒸し。石斑魚(セッパンイー)と呼ばれるハタ科の魚が特に好まれます。私は、東星斑(トンシーパン)という種類の、むっちりと柔らかい身の感じが好きで、香港に行ったときは必ず食べていました。余談になりますが、…

蝦餃

エビ蒸し餃子。前回の出来が今一つだったので、リベンジ。これは、皮が薄くないと美味しくないんですが、薄いと成形が難しい。逆に皮が厚いと成形は簡単ですが、食べて美味しくない。両立させるのが難しんですが、今回は割とうまく出来たんじゃないかと思っ…

凤梨酥

パイナップルケーキ。妻がお稽古事の教室の茶話会に持っていくお土産がないと言うので、急遽作りました。 これも月餅同様、市販のものより絶対手作りの方が美味しいですね。お土産屋さんで売ってるものは大概材料費をケチっている。一方手作りなら、バター、…

红烧肉

女房が女子会とやらで今晩留守。最近彼女に付き合ってずっと野菜料理だったので、この時とばかりに肉料理を作り始める私。痛風になろうが糖尿病になろうが、こればっかりはやめられませんわ。メニューは好物のこれ。 よく似た料理に「東坡肉」がありますが、…

上海素食

妻の健康診断の結果が思わしくなく、高カロリーの食事は控えるようにという医者の指示が。ちょっと頭を抱えましたね。手間暇かけた肉料理こそ中国料理の神髄というのが私の信条。でも、妻の健康を考えると、あまり今まで通りの料理を作るわけにはいかんなぁ…

港式点心

「港式」というのは”香港風”ということ。 知り合いがお子さんを連れてお出でになるので、喜んでもらおうと「鴻星」で出しているような可愛い点心に挑戦しました。 手前は”卡通包子”、要するにキャラ饅ですね。右下にちょっとだけ見えてるのは蝦餃(皮にをつ…

五仁月饼

「おいおい季節を弁えろよ」なんて声が聞こえてきそうですが、それは特別な人に贈る特別な贈り物だから。以前妻がお世話になっているある方に手製の月餅を差し上げたのですが有難いことにお褒めの言葉を頂き、それ以来調子に乗って毎年秋になると作ってお送…

素菜包子

野菜まん。恐らく中国全土のご家庭で食べられているのでしょうが、特に上海で好まれ市内には名店があるそうです。私は行ってませんが。上海には五、六回行ってるんですが、いつもほぼ素通り、蘇州や杭州に行く通過点くらいにしか考えていませんでした。昆劇…

咕噜肉

酢豚のこと。日本で中華のメニューはと問われたなら、八宝菜と共にまず上がってくるはずの二大巨頭でしょう。ただ、八宝菜なる中国料理は存在しませんが、これは立派に広東料理。レシピも中国と日本でそんなに変わりはありません。もっとも、かなり凝った作…

蝦餃

意外と仕事が捗ったので、久しぶりに朝飲茶を作りました。このブログの第一回目と同じメニュー、蝦餃(ハーガウ)と叉焼包です。 作ってみてイマイチでしたね。極限まで皮を薄くしなくてはいけないのに、徹底できませんでした。やはり久しぶりだと勘が戻りま…

焼味

広東式ロースト。私が日本の中華屋さんに行かないのはこれを出す店が殆どないから。外資系のホテルのダイニングを別にすれば、横浜中華街の老舗「同發」とそれに神戸に一件、そのくらいでしょうか。あと、専門店が何軒かあるようですが、駄目なんです、レス…

豆酥銀鱈魚

以前香港のレストランで相席したご夫妻が召し上がっていた料理。その時はどういう料理か知らなかったのですが、最近レシピを発見したので作ってみました。 「豆酥」とはようするに”おから”のこと。おからを砂糖と醤油で味付けしたものです。それを、炒めた葱…

梅菜扣肉

先日鹽焗鶏を作った時ちょっと触れたせいか急に食べたくなったので、アマゾンで梅干菜を取り寄せ作ってみました。梅菜扣肉の「扣」にはひっくり返すという意味があるとか。その名の通り豚肉を蒸した器に皿をかぶせひっくり返して盛り付けます。となると、江…

炒鲜奶

広東名菜、牛乳炒め。広東省の中でも順徳市は乳牛の産地。また、市内の大良鎮は優秀な料理人を輩出した土地柄でもあるので、恐らく同地で考案された料理なのでしょう。(香港のレストランでメニューを見ると「大良炒鲜奶」と書いてある。)ただ、牛乳の炒め…

脆皮烧鸡

広東式ローストは私の好物の一つ。手間がかかるのでしょっちゅうというわけには行きませんが、それでも時折暇を見つけて作っています。後方に見えているのは、ローストと同じ広東名菜炒鲜奶、つまり牛乳の炒めと豚足の煮込み。豚足は取り合わせとしてくどい…

滷糟猪耳朵

潮州料理の滷水と呼ばれるマリネ液に付け込んだ料理が好きなので、業務スーパーで買った豚耳で挑戦。でも、レシピ通りに作ったわりにはあんまりうまく行きませんでしたね。味がボヤっとしているというか、うまく具材に入らないというか。そもそも豚耳という…